古書探訪〜ある愛読家の記録〜

本の魅力に取り憑かれた男の追憶

自作詩

自作詩 淡々と

淡々と 淡々と 日々を過ごして 歳をとる そんな生き方が 昔は嫌いだった いつも活発に 前と上を向いて生きたかった 三十五を過ぎてから ありのままに あるがままに 生きたい こう思うようになった それまでの語彙が 日に日に変化し 成功 成長が 質素 素朴に …

自作詩?団地のすきま 息苦しさ

団地のすきま 団地のすきま 狭苦しい場所に まっすぐ天に伸びる木を見た なんだか共感 団地のすきまが 世間を暗示しているようで 木を自分のことのように感じる 狭い狭い 息苦しい そんな場所の方が 木も人も まっすぐ育つのかもしれない

このブログに載せている自作詩について

僕は、心が何かに動いたときに、 その心象を言葉にしたいと、 言葉という絵の具で、 紙のうえに表現したいと思い、 自作詩を書いています。 特に有名になる詩を書きたいのではなく、 詩でひと財産稼いでやろうなんて気持ちは毛頭なく。 ただ、言葉で絵を描き…

自作詩 コンクリートに咲く花

コンクリートに咲く花 名も知られず ただひっそりと 風に揺られ生きている 謙虚さ 儚さ 強さ この花が教えてくれる生き様は どんな雄弁家の言葉より どんな自己啓発書の言葉より 愛おしく愛らしい 心に留めておきたい そんな言葉を 黙って自ずから 語ってい…

詩 〜ふとこころ〜

ふとこころが悲しくなるときがあります 夕暮れどきの黒々とかすんだ山並み 対象的な波うつ赤々とした雲の海 湖色と金色の混じり合った空 何処かに飛んでいく一羽の鳥のシルエット 後ろを振り向けば 夜が迫り 聖者のように僕を見下ろすお月さま 身体を撫でる…