古書探訪〜ある愛読家の記録〜

本の魅力に取り憑かれた男の追憶

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

自作詩 わからない

わからない 現実を見えなくするには わかったと思えばいい わかったと思えば 物事は止まる 限定される 確実にしたければ 誰かとこれをすればよい 二人のわかったは 一人では変えにくい どちらか一人が人に話せば 間違った現実が 現実として一人歩きしてくれ…

自作詩 淡々と

淡々と 淡々と 日々を過ごして 歳をとる そんな生き方が 昔は嫌いだった いつも活発に 前と上を向いて生きたかった 三十五を過ぎてから ありのままに あるがままに 生きたい こう思うようになった それまでの語彙が 日に日に変化し 成功 成長が 質素 素朴に …

散文 心優しい祖母

心優しい祖母 世界大戦 艱難辛苦 暴力夫 辛いことが多い人生を 耐え生きた祖母 人生とは何か そんなことを考えたのだろうか おそらく考えはしなかっただろう 考えたら きっと苦しみに打ちひしがれていたに違いない そんなおばあちゃんは 僕の大切な人がだっ…

自作詩?団地のすきま 息苦しさ

団地のすきま 団地のすきま 狭苦しい場所に まっすぐ天に伸びる木を見た なんだか共感 団地のすきまが 世間を暗示しているようで 木を自分のことのように感じる 狭い狭い 息苦しい そんな場所の方が 木も人も まっすぐ育つのかもしれない

このブログに載せている自作詩について

僕は、心が何かに動いたときに、 その心象を言葉にしたいと、 言葉という絵の具で、 紙のうえに表現したいと思い、 自作詩を書いています。 特に有名になる詩を書きたいのではなく、 詩でひと財産稼いでやろうなんて気持ちは毛頭なく。 ただ、言葉で絵を描き…

自作詩 コンクリートに咲く花

コンクリートに咲く花 名も知られず ただひっそりと 風に揺られ生きている 謙虚さ 儚さ 強さ この花が教えてくれる生き様は どんな雄弁家の言葉より どんな自己啓発書の言葉より 愛おしく愛らしい 心に留めておきたい そんな言葉を 黙って自ずから 語ってい…

詩は誰にでもできる表現手段だ 自作詩のススメ

僕は詩を書くのが好きだ。 心がふと何かに動いた時、 その衝動を言葉を使って、 書き留めておきたい。 そんな想いから詩を書き始めた。 僕にとって詩は言うなれば スケッチのようなもの。 心象を言葉という絵の具で、 紙に描いていく。 これが僕なりの詩。 …

喫茶店と読書

今、喫茶店にいる。 駅前にあり、平日の昼間は おじさんおばさんの井戸端会議の場として賑わう どこにでもある、いやどこにでもあって欲しい喫茶店。 僕は喫茶店が好きだ。 ジャズが流れる暖色色の店内。 コーヒーを飲みつつチーズケーキをつまみ、お気に入…

上林暁が好き 僕が愛してやまない私小説家

上林暁(かんばやしあかつき)との出会いは 吉田篤弘さんのエッセイだった。 「つむじ風食堂の夜」で有名な、 吉田篤弘の作品「神様のいる街」に 上林暁について語られている箇所がある。 吉田篤弘の書く世界観に魅了されていた、 当時の僕は 『こんな素敵な…

詩 〜ふとこころ〜

ふとこころが悲しくなるときがあります 夕暮れどきの黒々とかすんだ山並み 対象的な波うつ赤々とした雲の海 湖色と金色の混じり合った空 何処かに飛んでいく一羽の鳥のシルエット 後ろを振り向けば 夜が迫り 聖者のように僕を見下ろすお月さま 身体を撫でる…

読書家・古書収集・詩人(半人前)・物書(半人前)・米国株投資家・アウトドア好き

読書家・古書収集・詩人(半人前)・物書(半人前)・米国株投資家・アウトドア好きです